ラウンドアバウト(スマートフォンを携帯に変換)の魅力
ユーザーがフィーチャーフォンからスマートフォンにシフトしている現在のモバイル事情を考えるとラウンドアバウトという変換製品は大変時代にマッチした製品であると我々は考えています。
実際にラウンドアバウトを使ってスマートフォン対応(スマートフォンシフト)を行なったエンドユーザーに、製品選択の理由を聞くと次のような言葉が返ってきます。
- 「これからは、このアプローチが正しいと私達は思ったから」
- 「時代に沿った自然な考えだと思ったから」
- 「コンセプトに説得力があるから」
- 「なるほどと感心して、正しい方法だと思うから」
- 「将来の不安を解消できると思うから」
そして、ラウンドアバウトを選択するのは、ほとんどの場合エンドユーザーです。エンドユーザーは自ら、「スマートフォンだけ対応して携帯は自動にできないか?」という要求を満たせそうな製品をWebで探して我々のサイトに辿り着き、SIベンダーに調査・提案依頼しています。
一方、多くのSIベンダーの方にもラウンドアバウトを提案しています。その理由は次のようなものです。
- 「先進的な製品なので、提案して、スマートフォン構築ビジネスを始めたい」
- 「スマートフォン対応の提案を依頼されていて、現実的に可能な提案ができそうだから」
- 「携帯は苦手だけど、スマートフォンはやっていきたいので」
- 「全部のユーザー要件を満たせる製品だから」
ラウンドアバウトはSIベンダー間のコンペで他社提案との決定的な違いを出すツールとして、またはエンドユーザーに現実的で魅力的なソリューション提案能力を見せるツールとして、利用されています。そして、大小を問わず初めてのスマートフォン・携帯サイト構築案件のツールとして実際に活躍しています。
ラウンドアバウトの魅力はエンドユーザーの真の課題に正面から取り組み、解決している点にあります。エンドユーザーの要望は非常にシンプルです。
- スマートフォン最適サイトを構築し、今後はそれだけを運用する。
- 携帯は続けるが、運用負荷は無くしたい。なんとかしてスマートフォンサイトを見せればよい。
拡大する市場に注力していくが、縮小する市場もきっちりフォローしたいが労力はかけない。単にこれだけを実現したいのですが、2は常識的には不可能であるため、双方が満足しません。そして、これが可能な製品・技術はラウンドアバウトです。しかも、ラウンドアバウトを使った携帯サイトはハンドメイドで作る携帯サイトを遥かに凌ぐクオリティを実現します。つまり、携帯は自動変換に任せて、スマートフォンビジネスに注力できる状況が実現できるのです。
ラウンドアバウトを提案して成功しているSIベンダーは、この点を強く訴求しています。エンドユーザーの関心は、現在のビジネスパフォーマンスを落とさずに、未来に力強く踏み出すことです。不確実な未来を確実にする一手だと判断してもらえれば、新たな投資を決断してもらうことができます。そしてラウンドアバウトへの投資は早いほど、そのメリットが大きいことをエンドユーザーに理解してもらえれば、「時間要件」をも満たすことができるので、より満足度の高い提案となります。そのことはSIベンダーにとっても大きなメリットです。
ラウンドアバウトの魅力は、激変するモバイル環境にあって、現在のビジネスを守り、未来を先取りすることにあります。そしてSIベンダーが高い満足度をエンドユーザーにもたらしながら、自らのスマートフォンビジネスも発展させられる点でも大きな魅力があります。
次回は、ラウンドアバウトと他の選択肢との全体比較について書きたいと思います。