携帯サイト制作の実践ノウハウ:iPhoneで携帯サイトが見たい!に応える
iPhoneには高性能なフルブラウザ(Mobile Safari)があるので、iPhoneからのアクセスはPCと同じとするサイトが多いようです。iPhoneには容量オーバーエラー(メガバイトレベルは別として)やマークアップ言語の差異といった携帯固有の問題が生じませんが、本当にPCとiPhoneが全く同じデザイン・コンテンツでよいと考えてもよいのでしょうか?
例えば下はiPhoneからアクセスしたPCサイトです。ページ上部のFlashコンテンツが表示できておらず、内容全体が一見しては読めないほど小さく表示されています。
iPhoneでは縦の場合約3分の1に縮小表示されるため、読みづらく指でのリンクやボタンの操作がしにくいということも、iPhoneで見るPCサイトによくある問題の一つと言えます。こうしたこともあってか、iPhoneに機種変更したことで(PCブラウザ拒否設定などにより)携帯サイトが見られなくなった利用者が、PCサイトでなく携帯サイトを引き続き利用したいと思うことが少なからずあるようです。
それでは携帯サイトならばどうでしょうか?従来は、多くの端末をサポートする事情や画面サイズの小ささを理由に、①テキスト中心 ②単純なレイアウト ③画像はQVGA(横幅240ピクセル)で携帯サイトが作られていました。
こうしたコンセプトで作られた携帯サイトをiPhoneで見ると文字や画像が小さく、操作性もよくありません。だからといってPCとも携帯とも違うiPhone専用のページを作るのは非常に手間のかかることです。
ラウンドアバウトはiPhoneに対応しています。また、ハイエンド端末をターゲットにした携帯サイトをコンセプトにしており、大小さまざまな大きさの画像を配置しても、画面サイズの大きさに関係なく意図どおりのレイアウトで表示できます。
ラウンドアバウトで携帯サイトを作れば視認性にも操作性にも満足できるiPhone対応ができるというわけです。
次回から、ラウンドアバウトのiPhone対応について説明していきます。