携帯サイト制作会社の意識の壁

ラウンドアバウトを紹介して回る先にモバイルコンテンツプロバイダー(MCP)は外せません。ラウンドアバウトの良さを一番に理解してくれる企業にでしょうから。様々なお付き合いの中で、開発現場の方から開発マネージャーや経営TOPに近い人まで多くの人に見てもらってきました。ほとんどの人からポジティブなコメントを頂いていますが、それは置いておいて、常ではないけどよく聞く期になる言葉があります。

「ここまで高いデザイン性は携帯サイトに必要なんでしょうか?」
「ここまでデザインを追及できるなら、デザインにコストがかかりそうですねー」
「デザイン性を追及したいサイトにはいいですね」
といったものが1つで、少々乱暴だけど”Web価値=デザイン=ユーザビリティ”だと思うので、携帯サイト特有の価値観といったものが業界に存在するようです。
「社内の開発者はキャリア個別に作ることに馴れて分業しているからなぁ…」
「1つのソースで作るという概念をみんなに浸透するのが難しそうだ」
といった話は高いポジションの人からよく聞く気がします。多くのMCPさんは公式サイトビジネスを行っているので、確かに社内の開発体制はキャリア割のようになっているのかもしれない。似たようなものをいくつも作ることと、品質と工数の面で向上させつつ1つで済むこと、この単純な2つの比較において合理的判断ができないほど、キャリア別構築というのはこの業界に深く根差しているようです。
携帯サイト構築は、もっとデザインやユーザビリティに力をいれて、PCユーザーやPCサイト制作者が使いたくなる・作りたくなるようなサイトが増えていくといいなぁと思います。

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