Windows 10 日本語版の仮想環境を構築する
- 2015.09.07
- 開発環境/開発ツール Hyper-V
- demo
Windows 10がリリースされてから1か月が過ぎました。今後、多くのWebサイトやアプリケーションでWindows 10への対応が必要になります。
今回は、Windows 10日本語版の仮想環境をWindows 8.1上のHyper-Vで構築する方法をまとめました。
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仮想マシンのイメージをダウンロード
Windows 10の仮想マシンは、Microsoft Edge Devからダウンロードすることができます。
今回はHyper-Vで仮想化するので、Virtual Machineは「Microsoft Edge On Win 10」を選択、Select platformは「Hyper-V」を選択し、「Download zip」ボタンをクリックします。4G超なので5分くらいかかります。
Hyper-Vに仮想マシンをインポートする
ダウンロードしたzipを解凍すると、Hyper-Vではお馴染みのVirtual Hard DisksとVirtual Machinesフォルダが出来上がります。
この2つのフォルダをマイドキュメントに移動します。
次にHyper-Vマネージャを起動します。
仮想スイッチを作成していない場合は、[仮想スイッチマネージャ]を選択して種類が「外部」の仮想スイッチを作成しておきます。
仮想スイッチができたら、[仮想マシン]のインポートを選択します。ウィザード形式になっているので、次のように選択していきます。
- 開始する前に:[次へ]をクリック
- フォルダーの検索:[マイドキュメント]フォルダを選択し、[次へ]をクリック
- 仮想マシンの選択:「IE11 – Win10」を選択し、[次へ]をクリック
- インポートの種類の選択:「仮想マシンをインプレースで登録する」を選択し、[次へ]をクリック
- ネットワークへの接続:インターネット接続可能な仮想スイッチを選択し、[次へ]をクリック(構成エラーは気にしない)
- 要約:[完了]をクリック
以上で仮想マシンのインポートが完了です。
仮想マシンを起動する
[IE11 – Win10]をダブルクリックすると仮想マシン接続画面が表示されます。ここで、[操作]メニューの[起動]を選択すると、Windows 10が起動します。
ログインパスワード Passw0rd! を入力するとログインできます。
Windows 10が起動しました!でも仮想マシンのイメージは英語版なので、すべて英語表記。IMEもないので日本語も入力できません。
Windows10を日本語化する
ここからが本題。Windows 10を日本語化しましょう。
スタートメニューの[Settings]をクリックします。
Settings画面で[Time & language]をクリックします。
次にDate & time画面で、[Time zone] を 「(UTC+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyo」 に変更します。
左のメニューで[Region & language]を選び、Country or region を 「Japan」に変更します。また、[+Add a Language]ボタンをクリックし、「日本語」を選択します。
次に日本語の [Set as default]ボタンを押した後で、[Options]ボタンをクリックします。Download language packの下の[Download]ボタンをクリックします。
日本語の言語パックのダウンロードとインストールが始まります。これには20~30分くらいかかりました。仮想マシンのメモリを2GBくらいにしておけば早かったかもしれません。
言語パックのインストールが終わると、次のような表示になります。
ここで、Hardware keyboard layoutの[Change layout]ボタンをクリックすると、キーボード選択画面が表示されます。
「Japanese keyboard (106/109 key)」を選択し、[Sign out]をクリックします。
これにて設定は完了です。次回ログイン時から日本語になります。
まとめ
Windows 10の仮想イメージは3か月の期間制限があるものの、機能はほとんどすべて利用できるみたいで便利です。VirtualBoxやVMWare用の仮想イメージも公開されているので、是非皆さんで使ってみましょう。
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