Androidスマートフォンの壁紙サイズの法則が見えてきたぞ

Androidスマートフォンの壁紙サイズの法則が見えてきたぞ

2010年冬、携帯キャリア各社から続々とAndroidスマートフォンが発売されました。シンメトリックでは新発売スマートフォンのスペックを調査しており、私も実機を使っての調査に携わっています。2010年秋以降は、この調査ワークが忙しくなり、世のスマートフォンブームを実感しています。

調査するスマートフォンの機種スペック項目には、実機を触らなくても情報収集でほぼ確実に予測できるものもあります。それらには、一定の法則性や制約が存在するからです。しかし壁紙サイズは、実機で調査しなければ判らない項目でした。なぜなら私が調査に関わり始めた2010年夏頃は、Androidスマートフォンがまた2,3機種程度と少なく、三者三様で何の法則性もないように思えたからです。

あれから半年ほど、モバイル業界はAndroidで一層盛り上がっています。2010年秋冬は次々とAndroidスマートフォンが発売されました。私たちはスケジュールの合間をぬい実機調査にいそしむ日々。そんなあるとき、今まで調べた壁紙サイズを眺めていたら、ふとあることに気が付きました。もしかしたら・・・、そうかもしれない・・・、そういうことか!と、ここへきて壁紙サイズが予測できるルールが見えてきました。

スマートフォンの壁紙サイズ一覧

Androidスマートフォン端末(抜粋)の壁紙サイズを表にしてみます。

機種名 発売時期 壁紙サイズ(縦×横) ディスプレイ解像度(縦×横)
Xperia 2010年4月 854×960ピクセル 854×480ピクセル
IS01 2010年6月 540×1300ピクセル 480×960ピクセル
LYNX 2010年7月 480×1920ピクセル 480×960ピクセル
HTC Desire 2010年10月 800×960ピクセル 800×480ピクセル
GALAXY S 2010年10月 800×960ピクセル 800×480ピクセル
IS03 2010年11月 960×1280ピクセル 960×640ピクセル

表を見てお気づきの方もいるかと思います。そう、ディスプレイ解像度の横幅を2倍した寸法が壁紙サイズとなります。昨年末に発売された端末も一様にこのルール通りでした。

ただ2010年夏季に発売したIS01だけはこのルールにはまりません。ディスプレイ解像度と壁紙サイズに関連性のないこの調査結果が、一層このルールを見つけにくくしていました。しかし今となってはごく一部の例外と捉えてよさそうです。

2倍の横幅、ホーム画面でどう見えるのか?

ところで、携帯電話ではディスプレイ解像度に合わせた大きさの画像を待受画面に表示するのが通常です。Androidスマートフォンでは横幅の2倍ある壁紙画像をどう表示するのでしょうか?

スマートフォンのホーム画面は複数あり、左右に指をスライドさせてホーム画面を移動することができます。ホーム画面が7つある場合、中央のホーム5を表示したところで壁紙画像の中央が見えます(ちょうどディスプレイ解像度と同じ横幅分が見えるイメージ)。左右にホーム画面を動かすと壁紙も少しずつ動き、ホーム1で壁紙の右端が見え、ホーム7で左端が見えるという見え方です。

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最後に

上の表には人気の高いスマートフォン端末の壁紙サイズも載せましたので、制作の際に役立ってくれればと思います。VGA・ワイドVGA・フルワイドVGA…のパターン分、横幅2倍の法則に合わせて用意すれば幅広く配布もできるでしょう。この法則性が維持されるかどうかは今後も引き続きウォッチしていきます。

一方、別の話ですが、Android OS2.1からライブ壁紙が使えるようになり、そちらのコンテンツ配布も盛り上がりを見せています。静的画像に比べれば制作の敷居が高いですが、これだけ爆発的に普及するスマートフォン時代ですもの、急激な変化に負けずに今度はライブ壁紙研究かな!?

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