新製品「ラウンドアバウト」の評価版ダウンロード開始!
前回、「新製品ラウンドアバウト発表前にフライング」で紹介したラウンドアバウトですが、本日、正式に発表して評価版ダウンロードを開始しました。paper先輩の記事では「圧倒的なパフォーマンス」と「マルチ画像変換」が強調されていましたが、今回僕はもう1つの特徴を紹介したいと思います。
その特徴とは「キーワード式言語変換」。
これ、本当に便利なんです! 評価版をダウンロードして是非試して頂きたいのでここに書きます。
キーワード式言語変換
ラウンドアバウトのマークアップ言語変換は、高速な文字列検索置換技術を用いて変換対象となるキーワードを変換ルールに従って変換します。そして、通常多くの製品では組み込まれている変換ルールを今回は外に出しちゃいました。外に出したということは、そうです、変換ルールを定義した変換シートと呼ばれるファイルを自由に編集ができるのです。もちろんデフォルトでも変換シートは3キャリア対応しています。でも気に入らない変換があれば、自分なりにカスタマイズしてしまえばいいのです。こんなに自由度の高いコンテンツ変換ソリューションは今までになかったのではないでしょうか。
では、変換シートの中身についても少し説明したいと思います。変換シートはCSV形式です。横方向の各行に変換ルールを1つずつ記述します。ただし、第1行だけは特別で、ラウンドアバウトの設定ファイル内で指定したグループ名を並べます。第2行以下に、変換対象の文字列(キーワード)と各グループごとの変換結果を書き並べることになります。
実例を見ていただいたほうがはやいでしょう。
変換グループ(1行目) | keyword,docomo,softbank,au,pc |
---|---|
変換ルール(2行目以降) | キャリア名,ドコモ,ソフトバンク,au,パソコン |
です。,ですよ!,だぜ!,でっせー!,です。 |
ここでは変換グループをキャリア別にグループ分けしていると仮定します。第1行に書かれている docomo、softbank、au、pc がグループ名です。その下の2行が2つの変換ルールですね。
このように変換シートに独自の変換ルールを書いたとします。そして、下記のようなp要素がHTML内にあったとします。
<p> キャリア名ユーザーにおすすめです。 </p>
ドコモ端末でアクセスした場合、ラウンドアバウト次のように変換します。
<p> ドコモユーザーにおすすめですよ! </p>
ラウンドアバウトは、アクセスした端末のUserAgentからグループはdocomoだと判断します。さらにHTML内に「キャリア名」というキーワードがあった
ので、1番目の変換ルールに従って「キャリア名」というキーワードを「ドコモ」に、2番目の変換ルールにより「です。」を「ですよ!」に変換したのです。
ソフトバンク端末なら、もうお分かりですよね、次のような結果になります。
<p> ソフトバンクユーザーにおすすめだぜ! </p>
この変換シートを利用すれば、アイディア次第ではアクセス端末によって、CSSを切り替えたりできます。
ちなみにCSSについてですが、ドコモのFOMA端末ではキャリアの仕様により外部CSSはサポートしていないため、style属性で記述する必要があります。しかし、ラウンドアバウトではドコモのFOMA端末からのアクセスの場合、外部CSSを自動的にHTML内のstyle属性に変換します。
今回紹介したキーワード式言語変換で実際にキャリア毎にCSSで色を切り替えたり、他の特徴も盛り込んだデモサイトがあります。
このデモサイトでは、各ページの閲覧ポイントを表示してあります。是非、携帯でアクセスして閲覧ポイントを見てください。
ラウンドアバウト製品サイトでは、今回紹介したキーワード式言語変換以外の特徴についても説明していますので、興味を持ったら見てください。評価版もダウンロードして実際に触れてみてください。